第55回火災科学セミナーの開催について 終了しました
東日本大震災に伴う原子力発電所の被災,森林伐採やCO2の排出による地球温暖化など,国際社会において環境問題が議論されている中,近年,様々な産業分野において,地球環境に配慮した新エネルギーを資源とする製品開発が活発化しています。しかし,新エネルギーによる火災の発生や消防活動等への影響も懸念されており,その潜在的な災害要因はいまだ未知数となっています。
一方,災害現場において,消防隊員は予測しない事態に遭遇し,危険な状態に陥ることが考えられ,また,消火活動や救助活動による肉体的,精神的負担は大きいことから,ロボットを用いた災害対応について研究が進められています。
日本火災学会では,これらのテーマについて,有識者による講演をお願いし,さいたま市と京都市において下記のとおり「火災科学セミナー」を開催することにいたしました。
つきましては,会員の方はもとより,消防関係者,一般の方々にも多数ご参加くださるようご案内申し上げます。
東日本会場 (さいたま会場)
日時:平成28年11月2日(水) 13時00分から16時30分
場所:浦和コミュニティーセンター多目的ホール
中部・西日本会場(京都会場)
日時:平成28年11月8日(火)13時00分から16時30分
場所:京都テルサ
● さいたま会場 11月2日(水)
[主題] 新エネルギーへの変換による潜在的な災害要因
13:05 太陽光発電システムの火災と消防活動上の危険性
消防研究センター 田村 裕之
14:15 水素・燃料電池自動車の消火・救助および事故後処理の対応
(一財)日本自動車研究所 田村 陽介
15:25 電気自動車の構造・技術と安全性
諏訪東京理科大学 髙橋 直人
● 京都会場 11月8日(火)
[主題] 最新技術を活用した災害対応の未来
13:05 消防防災分野のロボット技術と今後の展望
消防研究センター 佐伯 一夢
14:15 災害対応ロボットの遠隔操縦技術
神戸大学大学院 横小路 泰義
15:25 消防・救援活動における自律ロボット技術
立命館大学 深尾 隆則
内容、会場の詳細等は、こちらのファイル28年度火災科学セミナーの開催について.pdfをご参照ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
2016.09.05 16:03