第52回火災科学セミナーの開催のご案内 終了しました
今後更に高齢化が進展する中で、バリアフリー新法が施行され、建築物のバリアフリー化が図られ、高齢者や障害者の社会進出が容易になる一方、大都市部では、高層階に保育所を設置するなど、災害時に自力で避難が困難な方や歩行速度が著しく遅い方の安全性が危惧されています。
また、中央新幹線や太陽光発電システムなどの新たな科学技術の開発により、生活の利便性を飛躍的に向上する状況にあり、有事の際の安全性の確保は重要な課題であります。
このような状況を踏まえ、日本火災学会では、今年度も東京と名古屋において、それぞれの開催地の地域性を踏まえた火災安全対策に関するテーマに対して、火災科学、技術面からみた問題点、今後の課題などについて、有識者による講演をお願いし、下記のとおり「火災科学セミナー」を開催することにいたしました。
つきましては、会員の方はもとより、消防関係者、一般の方々にも多数ご参加くださるようご案内申し上げます。
記
● 東日本会場 :日時 平成25年10月4日(金) 13時00分から
(東京) 場所 「TFTビル東館9階906研修室」(東京都江東区有明3-6-11)
※「東京国際消防防災展2013」同時開催
● 中部・西日本会場:日時 平成25年11月1日(金) 13時00分から
(名古屋) 場所 「中区役所ホール」(愛知県名古屋市中区栄4-1-8)
● 東京会場 10月4日(金)
[主題] 歩行困難者(高齢者・障害者・幼児等)の避難安全
13:05 中高層建築物における歩行困難者を含む避難対策
早稲田大学 佐野 友紀
14:25 病院での避難安全を考慮した建築設計
清水建設株式会社技術研究所 野竹 宏彰
15:45 乳幼児の避難行動特性と避難安全計画
一般財団法人日本建築センター 古川 容子
● 名古屋会場 11月1日(金)
[主題] 新たな科学技術に係る安全対策
13:05 中央新幹線計画の概要について
東海旅客鉄道株式会社 後藤 康之
14:25 消防防災におけるロボット技術の活用 現状と課題
消防庁消防研究センター 天野 久徳
15:45 太陽光発電システムを設置した住宅の火災と消防活動上の問題点
消防庁消防研究センター 田村 裕之
2013.09.06 15:56