平成23年度 日本火災学会講演討論会のご案内
題目:「なぜ火災で人は亡くなるのか-火災時のガス毒性に関する諸要因について-」
近年,火災総数は横ばいか減少しているものの,放火自殺等を除いても依然として1,300名ほどの方が亡くなられている。従来から,住宅火災において死者が発生する割合が高く,特に高齢者の占める割合が高くなっているのが特徴である。平成23年6月までに全国で住宅用火災警報器の設置が義務付けられたが,その効果は今後期待されるところである。火災における主な死因が一酸化炭素中毒・窒息,火傷であることから,熱や煙に暴露されることへの有効な対策ができていないことがわかる。これらの対策を考える上では,加害側の火災時の可燃物の燃焼ガスの生成のほかに受害側の人体の反応を理解した上で,火災時の煙性状や燃焼ガスの毒性について,さらに検討を進める必要がある。
本講演討論会では,死者の発生した最近の火災の特徴や,火災で人が亡くなるということについて,被害を受ける人体の反応に関する知見,火災時の燃焼ガスの発生側の情報や消防活動上の問題点を報告し,火災による死者低減につなげるための討論を行う。
- 記 –
日 時 : 平成24年1月25日(水) 13:00~16:30
会 場 : 「文京シビックホール」(東京都文京区春日1-16-21)
参加費 : 無料(ただし、テキスト代1,000円)
申 込 : 当日受付
※最新の情報は適宜ご確認ください
プログラム等の詳細はこちらをクリック → 平成23年度講演討論会開催案内.PDF
(火災誌12月号でもお知らせします。)
ポスターはこちらからダウンロードできます。 → 平成23年度講演討論会ポスター.PDF
2012.01.12 09:17